投資誘致とハイテク産業の発展を加速 ― ハイフォン市が全国と共に新時代へ突き進むための突破口(第1回)

我が国は今、大きく羽ばたく野心の時代――強く、繁栄するベトナムの実現に向けた新時代へと足を踏み入れています。その流れの中で、2024年12月22日に採択された第57NQ/TW号決議は、科学技術、イノベーション、デジタル・トランスフォーメーションを国家的突破口として位置付けた革命的な政策です。本決議は、国家発展の原動力とされ、全国に向けた戦略的な羅針盤であるだけでなく、地方自治体に新たな活力と行動を促す指針でもあります。その対象には海防市も含まれ、チャンスを掴み挑戦を乗り越え、潜在力を最大限に発揮するよう促しています。

第57号決議の精神を深く理解しつつ、都市建設・発展に関する第45NQ/TW号決議および第96KL/TW号結論で掲げられた戦略目標を引き続き推進し、海防市は新たな時代における発展路線を科学技術・イノベーション・デジタル化(ST&I)を基盤とすると確定しました。高技術産業・デジタル産業への投資誘致強化は、中心的任務であるとともに、工業化・近代化の先駆役としての役割を果たし、地域・国家発展にも大きく寄与する突破策なのです。

高技術基盤を支える工業団地と経済特区の中核的役割 持続可能な発展と工業集積の力学を早くから認識していた海防市は、1990年代に工業団地・経済特区の整備計画を先駆的に推進しました。30年以上の歴史を経て、これらの団地・特区は都市経済の基盤となり、高技術産業の育成の「温床」として世界中の投資家を引き寄せています。

現在、海防市には戦略的経済特区が2つあります。既に稼働中のディンヴー–カットハイ特区と建設中の南部海岸特区に加え、18の工業団地が合計7,000ヘクタールを超える規模で整備されています。このように多様で活性化された産業エコシステムは、単なる工場集積地ではなく、インフラ・サービス・生産が一体的に連携する投資環境です。

このエコシステムの発展には、DEEP C、トランデュエ工業団地、VSIP海防、ナムディンヴーなどの専門的かつ信頼性の高いインフラ投資企業の役割が大きいです。彼らは国内外から大規模資本を引き寄せるだけでなく、インフラ、社会基盤、企業支援、持続可能な管理体制に国際水準を導入。これにより、高技術エレクトロニクス、機械製造、精密工学、物流、補完産業などの大規模プロジェクトが次々と進出しています。

特筆すべきは、ディンヴー–カットハイ特区、各工業団地、ラークフエン深海港との緊密な連携です。北部ベトナムを代表する国際ゲートウェイ港であるこの港は、稼働中の1~2号バースに加え、3~6号も順次稼働し、さらなる投資計画も進行中。サプライチェーンの最適化、物流コスト削減、納期短縮が可能となり、このエコシステムを活用する企業にとって無視できない競争力をもたらしています。まさに「EZ–IZ–港」の連携により、海防は工業・港湾サービスの地域中心地としての地位を確立し、ベトナムおよび東南アジアへのグローバル投資の焦点となっています。

投資の深化:科学技術指向の戦略 第57号決議の精神に沿い、海防市は投資誘致戦略を転換し、量的拡大から質的深化へとシフト。単なる資本増だけではなく、科学技術の高度化、イノベーションの推進、デジタル変革の加速を図っています。

2024年末時点で市の工業団地・特区には840件超、総投資約480億ドルにのぼる登録があり、工業用地1ヘクタールあたり平均1,100万ドルの投資額は全国平均の約2.2倍。これは高技術かつ大規模なプロジェクトへの強い誘引力を示しています。

それ以上に重要なのは、環境配慮型・高付加価値生産に加え、グローバルなサプライチェーンに深く関与できる大規模テクノロジー導向型プロジェクトが増えていること。LG(9.24億ドル)、ブリヂストン(1.22億ドル)、Regina Miracle(1億ドル)、Pegatron(1億ドル)など世界的企業の進出は、資本だけでなくR&D力、先端製造プロセス、イノベーション文化、技術移転というシンボルでもあり、デジタル経済へ対応する高度技術人材の育成も加速させています。

高品質な投資誘致の成果は、市の産業におけるST&I要素の顕著な向上として現れています。製造業におけるハイテク製品比率は2018年の43%から2023年には60.6%に上昇。さらに、2019~2024年の工業生産指数(IIP)は平均14%超の成長を維持し、経済の活力とST&I主導の産業が海防市で主役を担っていることが明確になりました。まさに、第57号決議が示す突破の方向性に沿った成果です。

EDITOR