日越協力:ベトナム農産物の保存に最新技術を導入

ハイフォン港湾サービス株式会社と日本のミナミニホン・トータル・ロジスティクス・サービス(MTLS)グループは、農産物保存における画期的なソリューションである「DENBA」技術を導入しました。

農業はベトナム経済の重要な柱ですが、収穫後の保存は依然として大きな課題です。従来の冷蔵や薬剤処理は、とくに傷みやすい農産物において、国際基準を満たしていません。現行のコールドストレージ施設は限界があり、品質と保存期間に影響を及ぼしています。

この現状を受け、ハイフォン港湾サービス株式会社はMTLSと協力し、ベトナムでDENBA技術の導入を決定しました。この先進技術は、保存プロセスを最適化し、ロスを削減し、ベトナム農産物の価値と競争力を国内外市場で高めることが期待されています。

イベントでは、MTLSとハイフォン港湾サービスの代表が登壇し、電磁波を用いて農産物の鮮度を保ちながら保存期間を延長する技術として「DENBA」を紹介しました。2025年3月より、ハイフォン港湾サービスのコールドストレージ施設で試験的に運用を開始し、2026年第1四半期には本格導入を目指します。

5.jpg

ハイフォン港湾サービス株式会社社長のレ・ホン・カム氏は次のように述べました。「DENBA技術の導入は、ベトナム農産物の保存品質向上においてブレークスルーをもたらし、保存期間の延長、商業価値の向上、特に高基準市場への輸出機会拡大につながります。同時に、ハイフォン港湾サービスおよびハイフォン物流業界が国際的な科学技術協力に注力する姿勢を示すものです。」

MTLSグループ代表の尾薗慶一郎氏はこう語りました。「私たちはベトナム市場の成長力を強く感じています。先進技術と豊富な経験を活かし、MTLSはベトナムのパートナーとの長期的な連携を約束し、技術革新、製品品質の向上、グローバルな輸出拡大を支援します。」

また、ハイフォン港湾サービスとMTLSによる覚書の締結式が行われ、ベトナムにおけるDENBA技術の試験・導入プロセスのスタートを象徴しました。参加者は実際のテストエリアも視察しました。

ハイフォン港湾サービス株式会社は、サオドー・グループの一員として、国内外のコールドストレージ、コンテナヤード、国際基準を満たす自動車技術サービスセンターを運営する倉庫・物流の専門企業です。

MTLSグループは日本を代表する冷凍食品物流会社の一つで、50年以上の実績を持ち、東京市場で30%のシェアを占めています。MTLSとの協力は、ベトナムの農産物保存能力向上に新たな可能性を開き、持続可能で国際的に連携する農業を目指す契機となります。

EDITOR