ドソン区ゴックハイ漁港における高BOD濃度廃水処理 プロジェクトの機材引き渡しと完了報告

2022年2月23日、外務局は、農業農村開発局、独立行政法人国際協力機構(JICA)、有限会社Jfils(北九州市、日本)と共同で「ドソン区ゴックハイ漁港における高BOD濃度廃水処理 」プロジェクトの機材引き渡し及び完了報告会を開催しました。このプログラムには、北九州市の関係機関、JICA本部(日本)、JICAベトナム事務所、北九州市の関係機関、企業、生産・加工施設、農水産物、灌漑用廃棄物の排出、システムなどの代表が参加しました。

国際協力機構(JICA)が資金を提供するこのプロジェクトは、農業農村開発局にプロジェクトの所有権を割り当てるハイフォン市人民委員会の決定に従って、2019年から実施されています。ハイフォン市でのプロジェクト開始から4年、新型コロナウイルスの影響を受けたにもかかわらず、このプロジェクトは無事完了しその運用効率の面でハイフォン市の機関から高く評価されています。

システムは自動的に作動し、操作は簡単で、材料は塩水環境に強く、構造はしっかりしており、さらに、騒音は発生せず、電力消費量も高くありません。処理後の排水は透明で濁りがなく、道具の洗浄や植物の水やりの水として使用できます。出力指標の分析結果は満足できるものであり、要求通りに保証されています。本システムは漁港での実用的なニーズに適していると評価され、有機性廃水を大量に扱う生産施設での適用可能性が高いと考えられています。

イベントに出席した各代表

独立行政法人国際協力機構JICA(本部:日本)の高橋美里代表は、本プログラムに参加したすべての機関、団体、個人の努力に心から感謝すると述べ、このプログラムは、過去数年間のプロジェクトの成果を示す重要なマイルストーンであると評価しました。このプロジェクトは、パンデミックの発生により、プロジェクトが中断し、未完成の建設資材や設備の保存に多くの困難に直面した時期もありましたが、ハイフォン市と北九州市の関係機関・団体の多大な努力と決意、緊密な連携のおかげで、システムは正式に完成し、成果を上げることができました。排水処理システムの設置と機材の引き渡しが行われたことで、ベトナムでの水質改善活動がさらに推進されることに期待されます。

独立行政法人国際協力機構(JICA)代表の高橋美里氏がイベントに登壇

また、式典では、有限会社J-Fils代表取締役社長の谷和美氏より、高濃度有機排水処理(BOD指数1000~10000mg/L)、不快臭がなく周辺からの苦情が少ない、微生物死骸による残留汚泥の大幅削減、薬剤の削減、コスト削減、処理水の再利用、投入水の変動の影響を受けにくいなど、活性汚泥法にはないCM排水処理装置の特徴や優位性について発表を行いました。

谷和美氏(有限会社J-Fils代表取締役会長)が登壇

また、農業農村開発局、JICAベトナム事務所、J-Fils Co., Ltd.の代表は機材引き渡し式にも出席しました。

機材引き渡し式に立ち会うベトナムと日本の関係機関の代表者

農業農村開発局の代表、ヴ・バ・コン(Vu Ba Cong) - 副局長は、これまで独立行政法人国際協力機構(JICA)、ハイフォン市民、有限会社J-Fils との間で締結した「日本の高度な排水処理技術の普及に関する覚書」に基づき、ゴックハイ漁港の高BOD濃度排水処理プロジェクトは、設定した目標量と規模を満たしたと述べ、JICA、北九州国際技術協力協会、J-Fils Joint Stock Company、ハイフォン市と北九州市の関係機関およびパートナー企業が、この排水処理システムを受け取る漁港管理委員会(農業農村開発省)のために支援してくれたことに感謝の意を表しました。漁港管理委員会は、ハイフォン市とゴックハイ漁港の環境に長期的な効果をもたらすため、提案されたプロジェクトを適切に運用するとともに、このモデルを市内で普及させるため宣伝を継続的に行います。

NGUYỄN MINH TRANG