滋賀県(日本)とハイフォン市(ベトナム)との間で行われているカットバ諸島における環境保護に関する地域間協力プロジェクトの活動を受けて、2024年8月5日、滋賀県の代表団はハイフォン農業振興センターとの業務会議を行い、現地調査を実施して農業分野でのプロジェクト協力の可能性を探りました。具体的には、廃スラッジと家畜の糞から作られたバイオチャーを農業土壌の成長調整剤として利用するプロジェクトの協力可能性を提案しました。
業務会議では、滋賀県が廃スラッジと家畜の糞からバイオチャーを生産するための技術プロセス、機械設備、運用手順、品質要件、代替方法について、カノテクノス社が実施する内容を紹介しました。

2024年8月、農業振興センターとの業務会議における滋賀県の代表団
農業振興センターの代表者は、滋賀側に対して市の農業生産状況を共有し、特に環境汚染を軽減するための家畜廃棄物処理の分野で滋賀県との密接な協力を希望していると述べました。また、農作物栽培のための製品の再利用(土壌改良のためのバイオチャー、植物に栄養を供給する肥料)についても議論しました。プロジェクトの実施可能性について、農業振興センターはハイフォン市でのプロジェクト実施の実現可能性を確認しました。現在、この市には1,084の畜産農場があり、その中には170の豚農場(大規模11、 中規模73、小規模86)があり、毎日最大2,300トンの廃棄物が発生しています。家畜や家禽の廃棄物は主にバイオガス施設で処理され、約120,000m³のCH4ガスが生産されています。しかし、このガスのほぼ50%は料理や照明に使用され、残りは自由に燃焼されるか、環境に直接放出されています。したがって、プロジェクトが実施されれば、実質的な意義があり、ベトナムの炭素排出削減プロセスに貢献することになります。農業振興センターはまた、滋賀県に対して家庭用の液化CH4ガスの生産技術提案についての研究を要請しました。
今後、両者は協力計画を推進し、プロジェクト実施のための現地調査を継続して行う予定です